ドレスデンのフラウエン教会と能登半島地震に思うこと

ドレスデンのフラウエン教会

ここは、ドレスデンのフラウエン教会(聖母教会)前です。
2023年10月に撮影しました。

その際、通訳としてご一緒させて頂いた日本からのお客様が、30年前にここを訪れて瓦礫の山を見たとおっしゃっていました。

30年前、信じられないかもしれませんが、この教会はまだ瓦礫の山でした。30年の時を経て訪れたドレスデンで、この素晴らしい教会を目の当たりにし、感動されていました。

そう、今からちょうど30年前の1994年、フラウエン教会の再建が始まりました。

フラウエン教会だけではなく、ザクセン最大の都市ドレスデンは第二次世界大戦に際し1945年2月13日〜14日にかけての空襲で大打撃を受けました。

フラウエン教会もその際にあまりの熱に耐えきれず燃えてしまいその場所に瓦礫の山が残されたのです。

東西ドイツが統合し、しばらくしてフラウエン教会の再建が始まりました。

当時の決断で最も素晴らしいのは、その瓦礫を最大限利用しての建築が行われた事です。

最新技術を使い、どのピースが、どの場所に使われていたのかを分析しながら、世界最大のジグゾーパズルが始まったのです。

外見だけではありません。内部もです。ところどころ、真っ黒なピースが見えるのは、焼けた当時の建材を使ったからです。

フラウエン教会とドレスデンの街並み

そして、2005年10月30日、この素晴らしいフラウエン教会が完成しました。私が初めてこの場所を訪れたのが2005年8月。既に完成間近でした。

 

瓦礫の山は見ていませんが、この場に立つといつも身が震えます。そしてフラウエン教会だけではなく、ドレスデンの街が如何にして復興を遂げたかを想像するとたまらなくなります。

 

でもそれだけではありません。
この素晴らしい教会がなぜ破壊されてしまったのかを忘れてはいけないのです。戦争です。

 

戦争は人為的な破壊行為です。

 

世の中には十分な自然災害があり、身近なところでは先日のアイスランドでの火山噴火、そして昨日の能登半島地震があります。自然災害の被害に遭って苦しんでいる人が十分たくさんいるのに、なぜわざわざ人為的に苦しむ人を更に増やす必要があるのか?

 

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戦争だけではありません。昨年末、ドイツ・ケルンとオーストリア・ウィーンでの同時多発テロを計画していた組織がいて街が厳戒態勢になりました。ベルリンではロケット花火を打ち合った集団が警察と消防を攻撃し始めたくさんの怪我人を出しました。(230人逮捕)

エルベ川の対岸からドレスデン旧市街を望む

私たちはこんな世界に生きているんです。個人というよりも社会現象です。数年前、ジョギング中の私の前に足を出して転ばせようとした少年の事をよく思い出します。そんな少年を生んだ社会と何とか向き合わないといけない。

 

何かを変えられるとは思っていません。自然災害もいつ起こるのか分からない。だけど、身近に起きてしまった能登半島地震で故郷が被災地となり、家族、友人、知人が被災していて、私はこんな遠くのドイツにいる。それでも私にできることは何かしたいと思います。

ドレスデンのゼンパー歌劇場

これからしばらくFacebookでヨガレッスンを配信して被災地支援を募りたいと思います。普段、ドイツ語でレッスンしている関係上、ドイツ語でも発信します。日本語で授業をしたことがほとんど無いので、日本語は手探りになるかもしれませんが、二か国語で配信できるように頑張ります。

2月に一時帰国を予定しているので、帰ったらもっと近くで支援活動ができるし、それまでは配信を続けていきたいと思います。1回目の配信はこちらです。

もし、趣旨に賛同して支援をしてくださる方は、下記に送金をお願いします。
(不要な手数料を避けるため、友人オプションでお願いします。)

寄付先は十分調べて、2024年2月に帰国しますので、きちんとお金を使っていただけるところに届けにいきます。寄付先とお金の使い道が決まったら、もちろん報告いたします。

そして、末筆ながらこの物騒な世の中ではありますが、この美しいフラウエン教会が、せめて、二度と人の手で破壊されることがないように、心から願っています。

マイセン磁器のタイルで作った『君主の行進』第二次世界大戦の戦果を奇跡的に免れた。

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