黒滝村からパンを学びにドイツへ夢の一歩〜③ケルン編〜

こちらのブログ記事では、2024年6月に奈良県吉野郡黒滝村から初海外のドイツにパンを習いにいらっしゃった孝子さんの旅のお話をご紹介しています。

これまでのお話はこちら。⓪旅の計画編 ①オーストリア編 ②黒い森編

この後のお話はこちら。④追伸、黒滝村編

<③大都会ケルンのパン教室>

ケルンの大聖堂(世界遺産)

孝子さんのドイツ滞在最後の夜は、大都市ケルンのパン教室。
こちらは、オーストリアの教室とは対照的で、街のパン屋さんヴィーンズさんの工房で。

20人ほど参加者がいらっしゃり、平日のお仕事帰りに同僚一緒に、という方、子ども達から誕生日プレゼントに参加チケットを貰ったというご夫婦、お友達同士、またパン焼きが趣味で何度も1人で参加しているという男性も。

オーブンに入る前のサワー種のパン

計量中の孝子さん

大人数なので、計量などの準備は順番こ。

 

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オーブンの準備中

都会のパン屋さんが、どうやって効率よくパンを焼いていくのか、サスティナブル重視のヘルガさんとは対照的。
とても勉強になった。

そしてなぜパン教室を始めたのかその理由が大変興味深かった。
なんと、以前は朝から夕方までパンを販売していたが、夕方までお店を開けていても13時より前に売上の8割が上がると気づき、思い切ってお店を13時までで占めることにしたとか。
そして午後は別のことに時間を使い、夕方時々パン教室を開くというのが理想のビジネスモデルだと気づいたからだそうだ。

そういったアイディアは、競争の激しい都会のパン屋さんならではかも。
チェーン展開ではなく、未だお店のバックオフィスでパンを焼くこだわりと、ニッチな「パンを自分で焼いてみたい」層へのアピール。

孝子さんとヴィーンズさんで記念撮影

工房は広いが、それでも作業の間の待ち時間が結構あるので、参加者の人たちと歓談しながらそれはそれで楽しいひと時だった。
その中には「いま息子が日本に留学中なのよ〜」というご夫婦がいたりして。

日本留学中の息子さんがいらっしゃるご夫婦と焼き上がったパンを持って記念撮影

なかなか面白いパン屋さんだったし、とても親切で楽しいパン教室だった。
今回も、大きなパンを一個お持ち帰り。

今後はお店が空いている午前中にパンを買いに行ってみようかな。

そんなこんなであっという間の1週間強。
孝子さんご夫婦ととても楽しい時間を過ごさせて頂いた。

必ず黒滝村までパンを買いに行きますね、と約束してひと時のお別れ。
寂しいなぁ。

プライベートガイドのいいところは、少人数の個人のお客様に密着して好きなことをしてもらうお手伝いをさせて頂けるところなのだが、お別れがいつも寂しい。

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