秘境モンシャウ 〜 素敵すぎて誰にも教えたくなかった街

モンシャウの街。モノトーンに、「赤い家(Rotes Haus)」が映える。

いつのことだっただろう?モンシャウという街を「発見」したのは。

どんな経緯で見つけたのかも覚えていない。

車が無いととても行きづらいし、山間の場所柄、時間の限られた観光には効率が悪すぎるから、日本語のガイドブックには載りづらかったと思う。

アイフェル山地の小さな街だ。山に囲まれた城塞都市でもあり、街並みもモノトーンで統一されて美しく、海外からの観光客が少ない。

そんなモンシャウはまさに「秘境」と名づけるに相応しいと思っていた。

とにかく内緒にしたい場所だったので、ドイツに遊びに来てくれた人たちをこっそりご案内していたけれど・・・

いつの間にか知られてしまった(笑)!

お城から見る夕暮れ

夕暮れの時間を大切にしたい街

素敵な夕暮れを楽しみにお城の方へと向かう。方角的にはお城から夕陽を眺めるのがいいはず!?

ただ、山の日暮れは早く、到着するのが少し遅くなってしまったので、ベストポジションを特定できず、持ち越し・・・。

でも人通りが少なく、昼間の喧騒とは対照的な夕暮れ〜日暮後のモンシャウはとても好き。静かな街歩きが楽しめる。

ちなみに、モンシャウのお城はユースホステルになっていて、誰でも泊まることができる。

窓が街の方を向いたお部屋ならもっと違う景色が楽しめるかも。次回挑戦してみようかな。

ラウフェン川と市街地

陽が落ちた後のモンシャウの街は良い。

街の中に泊まりで訪れる観光客は少なく、薄暗くなってくると街が静かになり、中世の城塞都市にタイムスリップしたような雰囲気を味わうことができる。

ラウフェン川(Laufenbach)にかかる橋、川沿いに並ぶ木組の家、モノトーンに、カラフルな窓枠がアクセントで美しい。

ずっとこの場所に立って黄昏れたい!

美しい市街地

ロマンチックな朝の訪れ

日帰りで訪れる観光客が多い街なので、日暮から朝方まではとても静か。

足を忍ばせるように、お宿を抜け出して高台へと向かう。

山に囲まれている地形のため、太陽が上るのは少し遅い。とは言っても夏なので、朝焼けの様子を見たくて早起き。

木々の間から少しずつ陽が差し込み、街がゆっくりと起き始める。

煙突から煙が上がる様子を眺め、パンの焼き上がるいい匂いを嗅ぎながらの朝の散歩は大好き。

お腹すいたな!(ロマンチックはどこへ?)

パノラマの小径から見る朝のモンシャウ

モンシャウ名物マスタード

マスタードを売りにしている街はドイツにいくつかあり、ここモンシャウもその一つ。

日本に一時帰国する際は、必ずと言っていいほど、マスタードをお土産に買って帰る私。

こちらのお店、ゼンフミューレ(Senfmühle)は数十種類のマスタードを始め、地域の特産品も置いていて、いろいろ試食もできる。

美味しい〜

SenfmühleのHP

余談だけれど、ケルンのクリスマスマーケットにはモンシャウのマスタードが屋台を何店舗か出していて、何か嬉しかった。

その様子をチラリと動画でご紹介↓

 

モンシャウへのアクセス

ドイツ第四の都市ケルンから約100km、山間なので車で1時間半程度はかかる。

公共交通機関の場合は、ケルンからアーヘンまで電車(快速で約50分)、アーヘンからはモンシャウ行きのバス(約50分)が出ている。

ケルン(大聖堂が世界遺産!)、アーヘン(大聖堂が世界遺産!)、モンシャウと組み合わせて観光すると2泊3日くらいがおすすめ。

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