絵画のような絶景の街マイセン ー 心温まるクリスマスの時間へ

マイセンの街歩き

ハルツ地方ヴェルニゲローデかクゥヴェトリンブルクからハインリッヒが来て街を作った。
当時住んでいたスラブ人を追い出すことなく、共存することになったんだって。(珍しい)
929年にできたザクセンで一番古い街で、「マイザー川」のほとりにあるので「マイセン」と名付けられたそう。

現在は人口約三万人で、街の中心部に街の創設者の名前がついたハインリヒ広場(Heinrichokatz)がある。

17世紀の30年戦争で街が結構破壊されたが、第二次世界大戦の影響は受けていない。

街の発展により13世紀の市壁を取り壊してどんどん拡張しため、当時のものはごく一部のみ残っている。
つまり、市壁はほとんど残っていないのだけど、ところどころ探すと見つかる。

マイセンへのアクセス

ドレスデンから電車(S-Bahn)で30分と、割と近い。
街の中心に直接行く場合はマイセン駅ではなくマイセン・マルクト駅から歩くのが一番近い。
Sバーンでドレスデンから30分程度なので日帰りもできるけど、逆に落ち着いたマイセンの方に泊まってドレスデンへ往復するのも良いと思う。
迷います。。。

写真は美しいマイセンの夜明け。
旅先で欠かせないジョギング中に。

マイセン駅側から街へ渡る橋の下から。

市庁舎は15世紀に建設されたもので非常に変わった造りになっている。
屋根が極端に高く、屋根までの壁の高さが11メートル、その上にある屋根だけの高さが18メートル。

大火も免れたこの素晴らしい建築で、屋根が四角い「Lautenspitzbiener」と呼ばれる石76000枚が使われていて圧巻の景観!

(写真右、赤い屋根の建物が市庁舎)

剣のマークがマイセンらしい、565年もの歴史があるブルワリーがこちら。
15世紀にはビールを醸造するのは女性の仕事だった。
ビールは嗜好品ではなく、飲料水の代わりに飲まれていたので、家事の一部だったのかな。

飲料水と言っても、アルコール度は今よりだいぶん低く、子どもでも飲めるようになっていたんだそう。

クリスマスマーケット

なんと今年は縁あって二度もマイセンのクリスマスマーケットを訪れることに。
一度は仕事、二度目はプライベートで。

マイセンのクリスマスマーケットで提供されるグリューワインは地元のワイン農家四軒のもの。
小さなワイン農家が多く、全部で500ha程度の葡萄畑の中で75haを所有するプロシュヴィッツ城(Schloss Proschwitz)が最大。

出来合いのワインではなく、ワイン農家さんのこだわりのグリューワインが飲めるのは嬉しい。

マイセンの有田焼

クリスマスマーケットはこじんまりしていて温かい雰囲気がいい。

お隣のドレスデンの喧騒と対照的・・・。

マイセンのカップ

マイセンでの乾杯はもちろんグリューワインで!
2025年と2019年のカップで乾杯!

2025年のカップは星25個があしらわれたデザイン。

2019年はマイセン市と有田市の姉妹都市提携40周年で記念のカップが作られた。
磁器繋がりで両都市の交流はとても活発だとか。

去年はカップを返しちゃったけど、今年はまた有田市仕様のがもらえたのでキープ。
デポジットを払って記念に持って帰りました。

マイセンの有田焼

「ドイツに住んでる貴方より、有田市のみなさんの方が頻繁にマイセンに来てるわよ!」
と観光局の方に言われた(笑)。

写真は有田市がマイセン市に寄贈したもの。

全寮制の高校で開催していたマーケットにて。
ドイツ全国から秀でた才能を持つ子どもたちが試験を受けて通うらしい。
全部手作りで凄いし、生徒たちの営業トークも面白かった!

マイセン大聖堂

マイセン大聖堂は約1050年前から大聖堂となっていて、典型的なゴシック様式。
17〜18世紀にもバロック化されなかったのが興味深い。

現在はプロテスタントの教会。

今ある建築は三代目で、13〜15世紀のゴシック様式で西塔だけは19世紀終わりに完成された。
壁に色んな書き込みがあるが、悪戯ではなくて750年前の建築時にサイズを壁にメモしていたのが残っているとか!
天国のようなイメージで建てられ、イェルサレムにいるようなイメージでデザインされている。

太陽が出ていると、エルプ砂岩に映るステンドグラスの色が美しいそうだが、今回は夕方で真っ暗だったため、その美しさを体感することが叶わなかった。
戦争の際には街頭のステンドグラスを外して隠したりして守ってきたので、一部は破損しているものの素敵な作品が残っている。

写真はクリスマス時に出される特別な祭壇の絵。

マイセンはアップダウンが多いのは写真からもわかるけど、広い墓地を確保できなかったため、164-165人くらいは大聖堂の下に埋まっているとか。

聖ベノ(St. Benno) は11世紀にイタリアからワインをこの地にもたらした功績があるとされている。
この地域には1161年にすでに葡萄畑があったと記録されている。

30年戦争の際に聖ベノのお墓が破壊されそうになり、ミュンヘンに持って行って隠したとされている。
今でも彼はあの有名なミュンヘンのフラウエン教会に眠っているとか!?

大聖堂の中にはたくさんの芸術作品があり、現在の信仰を表す絵を4枚描いた大きなパネルや、私が好きなクラナッハが描いた絵もあったり。

現在、パイプオルガンを新調するための寄付集めが行われている。
新しいオルガンのデザインを見せてもらったけどとても素敵。

現在のパイプオルガンは、ちょっと隠れているような場所に設置されていて、音響面からあまり好ましくないようで、新しいオルガンはせっかくの素晴らしい大聖堂で最高の音響での演奏を楽しめるようにデザインされている。
詳しくはこちら(ドイツ語)

寄付をして、特定のパイプのスポンサーになることもできるそう。
まだスポンサーがついていないパイプ(音)と金額はこちらで検索できる。

アルブレヒツブルク城

お城好きには、やはりここは欠かせない!
と言うことで、短い滞在だけど無理を言って何とかスケジュールに入れてもらう・・・。

アルブレヒツブルク城は、ドイツで一番古い(と思われる)Schlossこと、意図して居住用に建てられたお城で、Burgと言われる要塞ではなく。
なのでアルブレヒト城ではなく、アルブレヒツブルク城(Schloss Albrechtsburg)

エルンストとアルブレヒトの兄弟が1471年に建てたけど、残念ながら喧嘩してしまい結局誰も住まなかったそう。
その後、弟のアルブレヒトがこの城を含む街の東側をもらった。

しかしまた200年の間空っぽになってしまい、19/世紀にアウクスト強王が磁器工場に改造、150年間に渡り磁器の製作に利用されていたんだって。
磁器とは、白く、漏れがなく、透き通っている(光を通す)ことが基準になっている。

(Weiß、 Dicht、 Durchscheinend)

マイセンと言えば磁器!というイメージが強い。

その後、設備が古くなったので街の方に新しい工場を建てた。
現在は更にパワーアップして、見学や体験もある。

写真の絵は、アウクスト強王が磁器開発の進捗状況を報告させているところ。

さて、ここに居住用のお城を建てた理由はが興味深い。
元々公爵領を治めるにあたり、広い領地を移動しながら政治をするスタイルが一般的だった。
馬の鞍の上で政治をする(Regierung aus dem Sattel) という言い回しが残っているくらいで六週間毎に大移動していた。
そのやり方に限界を感じ、「拠点」を作りたい!というかアイディアからアルブレヒツブルク城の建設に至った。
当時、騎士には居を構えるという概念すらなかったようなので、かなり斬新なアイディアだったと思われる。

お金はかなりかかっているように思われる。
特にZellengewölbeと呼ばれる後期ゴシック様式の天井が豪華すぎて言葉も出ないくらい!

広間の壁に描かれている祖先図が特徴的で、男性だけではなく女性も描かれている。(珍しいの。)

そして、男性にはニックネームもあり、というのはみんな同じ名前で分かりづらいから。

例えば「髭のゲオルク」は奥さんが亡くなってから髭を剃ってくれる人がいなくて伸ばしっぱなしだったためにその名が付いたとか。

意外なことに(?)中世では女性が男性の髭剃りをしてあげるのが一般的だったみたい。

13世紀に建設されたドイツで二番目に古いアーチ橋(Bogenbrücke)を渡ってお城の方へ入っていくのが雰囲気があり、人気のフォトスポットにもなっている。

(もちろん橋の上からはアーチは見えないので、階段を降りて下から見てください。)
ちなみに最古のアーチ橋はレーゲンスブルクの石橋。

聖母教会(Frauenkirche)

聖母教会(Frauenkirche)は1929に世界初のマイセン磁器のカリヨンが設置されたことでも知られる。
15分ごとに時を告げる鐘がちょこっと鳴り、一日六回は長めのメロディが奏でられる。
(おはようからおやすみまで。6時半、8時半、11時半、14時半、17時半と20時半)

写真はフラウエン教会の塔。

 

中はとても明るい作りで、ステンドグラスが綺麗。

 

 

聖堂内のパイプオルガンは教会のオルガンとしては世界最古のもので、2024ー25年にかけて「白金」と呼ばれるマイセン磁器のパイプ37本が追加された。
1730年にアウクスト強王の命でマイセン磁器のパイプオルガンを作る試みが開始され実に270年越しで実現したの。
凄くない!?

 

 

フラウエン教会隣のワインバー。
美しい女性は神の創造物だが、美味しいワインは人が一生懸命造らないと飲めない、と言うようなことが木組みに掘られている。

ゲルニッシェ・ガッセ(Gärnische Gasse)

地元の子どもたちがデザインしたマイセン焼きのタイルが地面に埋め込まれている。
様々な言語で「平和」と書かれる。

ゲルニッシェ・ガッセにあるマイセン焼きの「観光案内地図」も凄い。
マイセンの観光地がたくさん壁に飾られている。
が、知らないと行けない場所につき、ぜひ行って!
(本物の観光案内所はマルクト広場に)

本物の観光案内所はマルクト広場に。(笑)

写真はマルクトからすぐの路地。
可愛いカフェやデザイナーショップがあったりする。
奥に覗くのが大聖堂!

夜はライトアップされてとってもロマンチック♡

他にも街のあちこちにマイセン焼きが隠れている。
写真は民家の前のベンチで、冬は破損を防止するために覆われているのですが、特別に見せて頂きました。

マイセンで宿泊したホテル(2025年)

今回は川を挟んでアルブレヒトブルク城の真向かい、ドリント・パーク・ホテル・マイセンに宿泊。

ハイレベルなビジネスホテルで、ウェルネスも完備。

私はサウナが結構好きで、特に冬の外出後には温まりたいのでとても嬉しいし、わざわざサウナのあるホテルを探すことも多い。

ご予約はこちら。Dorint Park Hotel Meißen

マイセン全体のホテル検索はこちらからもできます。

ドリント・パーク・ホテル・マイセンへのアクセスはマイセン駅から徒歩約20分程度。

ちなみに、マイセン駅からホテルへの道のりはアップダウンありなので、荷物が多い場合は潔くタクシーをお勧めしたい。

こんなところにホテルがあるんだろうか、と思ってしまうような住宅地を通り抜けていくと、
チェーン展開している大手のビジネスホテルとは思い難い見かけのホテルがあって感動。

しかも今回泊めていただいたお部屋が川に面した端っこの角部屋で、窓を開けると絶景が待っていた。

素敵な滞在でした。

マイセンの滞在をまとめたショート動画でもその絶景をご紹介中です。

マイセンで宿泊したホテル(2024年)

前回泊まった旧市街のど真ん中、ゴールデナー・レーヴェのご予約はこちら。Hotel Goldener Löwe

こちらはクリスマスマーケットに面しているホテルで、立地がとても便利なのに、意外と格安で泊まれてびっくりしたのを覚えている。

ドレスデンのシュトレン祭を一緒に訪れたお客様と一緒に泊まり、マイセンのクリスマスマーケットも堪能できた。

しかも、買ったばかりのニット帽をお部屋に忘れてしまい、後から電話して着払いで送ってもらったのだが、その対応もとても親切で感謝している。

マイセン全体のホテル検索はこちらからもできます。

おまけの話・・・

そのうちクリスマスマーケットで売り子さんやってみたいと思ってたんだけど!
木の枝やお花などを組み合わせた可愛い飾りを売っている店先で、写真を撮らせてくださいってお願いしたところ、店主の方が「ちょっとこちらに来なさい」と。
なぜか売り場の入り口を開けて中に入れてくれた。
ここから写真撮ったら、と言う好意かと思いきや・・・
「キミのスマホ貸しなさい」と半ば強制的に(?)スマホを奪われて撮影大会開始となった。

そのうち、「これください」って言うお客さんまで現れちゃってどうしたものか(大笑)

店主の方が戻ってきて、「ね、キミが立ってた方が売れるでしょ」だって!

えぇっ、バイト代は?(笑)

マイセンからライブ中継

マイセン滞在中にクリスマスマーケットや上記でご紹介した観光スポットをYouTubeのライブ中継でもご紹介しました。

ぜひ臨場感あるマイセンの街をお楽しみください!

チャンネル登録で応援していただけると嬉しいです。

マイセンを楽しむアクティビティ抜粋

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