湖上の街リンダウに滞在 – 島がまるまる旧市街 !?

ボーデン湖に浮かぶ国境の街リンダウ。

2024年の夏にお客様と訪れて以来、改めてゆっくり撮影したいと思っていたが、約一年半の時を経て再訪することができた。

リンダウ島の魅力TOP3

①ボーデン湖に浮かぶ島での特別な滞在

島に滞在する、というだけでリゾート気分を味わえる場所、リンダウ。

海かと思うくらい大きなボーデン湖畔で、水面にキラキラ反射する太陽を眺めながらカクテル片手に読書でもしたくなる。
湖畔の散歩道を散歩したり、デザイナショップを梯子したり、郷土料理を堪能したり、都会の喧騒とは無関係にのんびり休暇を過ごせそう。

②三カ国を行ったり来たりする貴重な体験ができる!

ドイツ最大の湖であるだけではなく、スイスとオーストリアにも面しているボーデン湖。
遊覧船やバスなどで行ったり来たりもできるのが楽しい。

ちなみに毎年10月に三カ国にまたがるマラソン大会があるのをInstagramで見つけてしまい、2026年に出ようかどうか検討中・・・!
膝と肩の故障が良くなったら改めてトレーニングしないと。

③中世の美しい街並み

街は第二次世界大戦の影響をほぼ免れた。
何故か!?
実はボーデン湖対岸のスイスとの友好協定で、戦時中リンダウは一時的にスイス領となっていた。
国際中立国であるスイスは攻撃の対象にならないため、リンダウは13ー15世紀の美しい街並みを保つことができたのだとか。
街歩き中に公認ガイドのKirstinさんに教えて頂いた。

メインイベント!リンダウ旧市街を街歩き

リンダウ観光局のご協力で、今回はプライベートガイドを手配して頂くことができた。

街を案内してくださったのは公認ガイドのKirstinさん。
今回は友人のブルストさんと一緒なので、3人で街を歩いていく。
小雨でも全く気にせず、90分強、街歩きをしながらリンダウについてたくさんお話しして頂いた。

まずは滞在先のホテル Das Ludwig 前で待ち合わせ。

リンダウ島は亀の形

リンダウ島は亀の形をしているのよ、なんて話から始まり、真ん中にかけて高さ20メートルから50メートルほど盛り上がっている街をぐるっと回った。

北アフリカ、中近東、地中海沿岸などと塩や反物の取引で栄えたリンダウは13世紀から1802年まで帝国自由都市という位置付けだった。

1802年、ナポレオンの手により帝国自由都市という地位を失ったリンダウ。
1805年12月にはバイエルン王国の一部となった。

1856年にバイエルン王国のマキシミリアン2世が現在のリンダウの港を開港、ということで散歩道に記念碑も立っていた。
さらに、現在では街の顔ともなっているライオンの像と灯台が整備されたそう。
これらはリンダウのランドマークとなっていて、現在では街一番の写真スポットとなっている。

ちなみに、ライオン像に向かう通路で手持ちのスマホなどでGPSの正確な位置を調整できるそう。。(豆知識)

(写真は2024年6月のもの)

 

ちなみに、灯台に時計がついているのは世界的にも珍しいそう。
なんだか意外だけど、そうなんだ!
それにしても、海でもないのに灯台なんて、とびっくりしたけれどそれだけボーデン湖は大きいのだ。
海の無いバイエルン州では唯一で、ドイツ最南の灯台となっている。

フンデルトヴァッサー展

Hundertwasser Forum も開催中で、現在の「Das Recht auf Träume(夢を見る権利)」は2025年3月25日ー2026年1月11日まで開催。
同題の絵もあって、とっても素敵だった。
フンデルトヴァッサーは日本で画号「百水」として活動していたことはよく知られているが、この絵にも日本語で「夢を見る権利」と書かれている。

リンダウ・インゼル駅のすぐ隣にありグッズも充実。
ついつい絵葉書を買ってしまった。

そしてもう一つ、6年の改築を経て2025年5月にリニューアルオープンしたのがCavazzen美術館。
一階の通路部分は誰でも通り抜け可能。
昔は貴族の館だったバロック調の素敵な建築の中に、さまざまなコンセプトの展示がされているそう。
月曜日が定休日で敢えなく断念したが、ミュージアム・カフェも含めて次回行ってみたいと思う。
外壁の壁画も美しいので、今回はせめてそれだけ堪能した。

そもそもリンダウ島は一周しても4km程度の小さな島なので、全てがコンパクトにまとまっているけれど、欲しいものは全て揃っていると思う。

秋祭り(Jahrmarkt)

今回の訪問ではちょうどLindauer Jahrmarkt(リンダウのヤールマルクト)という年間祭(秋祭り)と重なっていたので、たくさんの飲食店やアクセサリー、雑貨店などがずらりと並ぶとても賑やかなリンダウを体験することができた。
それだけではなく大規模な移動遊園地も来ていて、朝から晩まであちこちから楽しそうな声が聞こえてきた。

私は絶叫マシーン系はとても苦手なので、大観覧車だけ。。。
更に、お祭りの開催中は14時から19時まで公開されているマンク塔にも上り、上からの景色を堪能。

 

元々の秋祭りでは、冬支度のためのお買い物をするマーケットという役割が重要だったそうだけど、今ではみんなで楽しむお祭りという意味合いが強そう。
でも冬に重宝しそうな温かいジャケットやニットなどもたくさん売られていた。

ちなみに、リンダウ島ではアドベント期間には改めて約4週間に渡りクリスマスマーケットが開催されるそう。

毎年11月に開催されるヤールマルクト、2025年の開催期間は11月8日(金)ー11日(火)の5日間で、たくさんの屋台や移動遊園地も搭乗する大規模なお祭り。

Mangturm(マンク塔)はクリスマスマーケット開催期間もオープンしている。
詳細はホームページでチェックしてくださいね。
https://www.lindau.de/addresses/mangturm/

夜ご飯!

ガイドのKirstinさんに色々おすすめしてもらったものの、撮影の都合で全く別のところへ。。。
シュヴァーベン地方のお料理が食べられるビアホールへ。

入り口に立っていたスタッフに「二人入れる?」と訊いたら、彼よりも早くテラス席のお客さんたちから「僕たちと一緒の席、あと二人座れるよ!」と声がかかる。。。
ありがたいお声がけだけど、流石にテラスは寒いし、中でゆっくりしたかったので店内へ。

 

シュヴァーベン・プレートと、マウルタッシェンをオーダーし、二人でシェア。
ブルストさんはビール、私はボーデン湖畔で作られた赤ワインの葡萄から作るロゼ。

ワインは辛口でスッキリ飲みやすく美味しかった。

ちなみにデザートにカイザーシュマーンを頼んだだけでなく、一人で完食した事でブルストさんに二度驚かれる。

ブティックホテル Das Ludwig(ダス・ルートヴィヒ)

今回滞在したのは Hotel ,Das Ludwig.‘ (ホテル・ダス・ルートヴィヒ)
14-15世紀頃に作られた家屋を徹底的に改築した素敵なブティックホテル。
500年以上も前の家屋なのにエレベータも完備で、大きな荷物があっても楽ちん。
なんと全部で七部屋しかない、まさに隠れ家ホテルで、立地も最高。
街のど真ん中で、Lindau-Insel駅からも徒歩5分とかからない。

今回の滞在で私は「Golden Room (金の間)」、友人のブルストさんは「Silver Room(銀の間)」に宿泊。
詳しくは動画で見られるのでぜひご覧ください!

(写真は金の間のベッド)

再訪したい理由TOP3

①マリエン教会(カトリック教会)への訪問

ホテルをチェックアウトし、月曜の朝に訪れたマリエン教会。
お隣にあるプロテスタント教会とのコントラストを楽しみにしていたのだが・・・なんと「清掃中につき一時閉館中」の看板が!
待てるものなら待ちたかったけれど、電車の時間と睨めっこして敢えなく断念。

宗教改革の煽りで1528年に修道院は閉鎖されてしまったが、教会は今でも見学ができる。

友人のブルストさんは電車の時間が少し遅かったので、無事に訪問できたようで、こちらの写真を借りています。
Danke!

ブルストさんのソーシャルメディアはこちら。

②クリスマスマーケットに行ってみたい!

今回、Jahrmarkt(秋祭りのようなお祭り)を訪れて、予想外の規模の大きさに感動。
同じような規模でクリスマスマーケットが開催されるならぜひもっとゆっくり滞在してグリューワインを飲みたい!

湖に映るイルミネーションを想像するだけで嬉しくなってしまうよね。

一泊二日の短い滞在ではお店も見切れなかったので、屋台巡りやデザイナーズショップ巡りもしたい。

③次のフンデルトヴァッサー展を見たい!

実は私、フンデルトヴァッサーの作品がとても好きで、機会があるごとにドイツやオーストリアの作品を見に行っている。
今回の訪問ではリンダウでの展示会があるとホームページで見ていたので内心楽しみにしていたの。

2026年3月28日ー2027年1月10日までは「Die Kunst der Vielfalt」正式な和訳が見つからなかったけれど、「多様性のある芸術」とかかな?
またリンダウに行かなきゃ!

リンダウの街歩き&ホテルご紹介

リンダウからライブ中継!

今回の訪問にあたり、リンダウ観光局と宿泊先のホテルDas Ludwigにご協力いただきました。

心よりお礼を申し上げます。

リンクはこちらです。

リンダウ観光局ホームページ

ホテルDas Ludwig

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