ローテンブルクで中世にタイムスリップ マイスタートルンク祭

年に二回開催される中世祭

おとぎの国の街ローテンブルクで誰もが中世にタイムスリップできる日が年に二回だけある。

一回は5月または6月に行われるマイスタートルンク祭。

もう一回は9月に行われる帝国自由都市祭。

街中が熱気に包まれ、世界中から観光客が集まってくる。

ロマンチック街道バスで行けるお祭り

両方ともロマンチック街道バスの運行期間中にバスで行けるので、二両しかない電車に缶詰になることもなく、ハイライトをピンポイントで観光できるので便利。

 

ロマンチック街道バスのチケット購入まとめサイト

プレーンラインをバックに大パレードの様子

着替えた後、ドライバーのイゴールと。

お客さんは誰もお祭りのことを知らなかった(汗)


今回驚いたのは、せっかくのマイスタートルンク祭なのに、それを目当てに乗っていたお客さんがいらっしゃらなかったこと。

23人の乗客の方全員が「えっ?お祭なの?」という反応。

今年もマイスタートルンク祭は中世スタイルで参加。

途中のヴァイカーズハイムで着替えて、バスのみんなにサプライズ(笑)。

お祭りの開催中、ロマンチック街道バスが運行する日曜日には、シェーファータンツ (Schefertanz、羊飼いのダンス)と言う伝統舞踊の披露や、ハイライトの大パレードも見学できるので街中が大盛り上がりになる。

大パレードの様子をライブ中継しました!

暑いので水を片手にパレード

今年は天気が良かっただけではなく30度近い気温でパフォーマンスを披露する方たちも水を飲みながらちょっと大変そうだった。

大パレードはシュピタール門とジーバー門の間から開始。

15時ちょうどにパレードの先頭がジーバー門を潜り、プレーンラインからウンテレ・シュミートガッセ (Untere Schmiedgasse) を通り抜けていく。

市庁舎前にたどり着いたグループは、MCが慣習に紹介し、ヤコブ教会の方に抜けていった。

市庁舎前のシェーファータンツを

パレードの開始場所に向かうみなさん

今年は旧市街地で一部道路工事が行われていてパレードのルートがいつもと少し異なったらしい。

バスの出発時刻の関係でパレードを最後まで見ることは叶わないので、お客さんの集合になっているシュランネでコーヒーでも!と思ってたどり着いたら、なんとシュランネ広場がパレードの通り道になっていて凄い騒ぎ、それどころではなかった。

代わりに、早めに来ていたお客さんたちと一緒にパレードを堪能できたので、それも良かったけど。

そのあと大変なトラブルが!

今回のお客さんたちは大変優秀で、全員時間通りに集合してくださった。

これはお祭りだとなかなか難しくて、パレードで道が塞がれていたり人混みを抜けられなかったり、時計を見ていなかったという場合も(汗)。

シュランネ広場を通過中

ジーバー門とプレーンラインを背にパレード開始

そんな中、ドライバーのイゴールから電話があり車道が封鎖されてバスが足止めされているという。お客さんと一緒に街を出て、バスまで歩いて来れるかって言うんだけど、困った。

幸いにもみなさん1kmくらいなら歩けると言うので、ローテンブルクの観光についてお話しながら歩き始めたけど、人混みをグループで移動するのって難しい!

途中までイゴールが歩いて迎えに来てくれたので、なんとか全員バスに辿り着くことができた。

私はクタクタになりながら(苦笑)文句の一つも言わずに歩いてくれたお客さん全員に大感謝!

これで逸れたらもう見つかんないもんね。

バスの中ではいつも話すことがたくさんあって、歴史の話は帰り道にすることにしているんだけど、今回はお昼前に少しだけマイスタートルンクのことは解説しておいた。

でもやっぱり帰りのバスで詳しくお話。

1618年に始まったヨーロッパ史上最大の宗教戦争である30年戦争。

本来の目的(?)を離れて戦争がどんどん大きくなり、結果的に神聖ローマ帝国を弱体化させることになった。

暑い中たくさんの馬さんたちも参加

シェーファータンツ(羊飼いのダンス)

そんな中、プロテスタントに改宗していたローテンブルクにカトリック軍が攻め込んできた。

ローテンブルクの街も軍も小さく、期待していたヴュルツブルクからの援助も得られないまま、人々は殺されるのを待つばかり。

そこに訪れた幸運の嵐と、ローテンブルクの人々の知恵、酔っぱらったカトリック軍が持ちかけてきた賭け。3L以上のワインを一気飲みできる人がいたら街を破壊せず役人たちを処刑することもしないという、なんとも無茶苦茶な内容だが、老市長のゲオルク・ヌッシュがそれをやってのけ街を救った、その伝説がマイスタートルンクと言われている。

あくまで「伝説」なので実際に起こったことなのかは不明だが、ゲオルク・ヌッシュ市長が実在したことは書類に残されている。

30年戦争の頃のローテンブルク

3と1/4リットル入るワインの容器(中央)

3と1/4リットルのワインを一気飲みしたというゲオルク・ヌッシュ市長

30年戦争の様子

せっかくの中世祭なので、ローテンブルク初の牢獄があった市庁舎の地下へ。

ここは博物館になっていて、マイスタートルンクの時代、30年戦争を中心に17世紀ごろの歴史を展示している。

地下に行くと、当時の牢獄を見学することができる・・・暗いよー

動画にまとめたのでぜひご覧ください。

マイスタートルンク祭は毎年5月か6月の三連休に合わせて行われる。

同じく中世祭の帝国自由都市祭は9月。

マイスタートルンク伝説を再現する劇は両方のお祭りで市庁舎内のホールで上演されるが、年間11回しか行われない貴重な劇なので、やっぱり一度は見ておきたいお勧めのイベントです。

どちらも魅力的で楽しい!

ぜひ中世のコスチュームでお越しくださいね〜。

ロマンチック街道バスでお待ちしています。

仮装しての参加はより楽しい

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